洪水の被害軽減策を話し合う、2025年度賀茂地域大規模氾濫減災協議会が20日、下田市敷根の賀茂危機管理庁舎で開かれた。ウェブ会議で、取り組みの進捗(しんちょく)状況など情報を交換した。
松木正一郎下田市長、岸重宏河津町長、岡部克仁南伊豆町長、星野浄普西伊豆町長ら賀茂6市町の首長、代理人と、国土交通省中部地方整備局、県危機管理部、県賀茂地域局、下田土木事務所の担当者らが参加した。
会議では、各自治体などから取り組みの進捗状況や、本年度の予定が発表された。
下田市は、市公式LINE(ライン)を使った防災情報発信や、災害時協力井戸の整備などを行うと報告した。河津町は、同町の公式LINEの登録者が3000人を超え、同報無線のデジタル化を進め、同アプリに活用していく。東伊豆町は洪水ハザードマップの作成、西伊豆町は自主避難所の早期開設、南伊豆町と松崎町は消防団の水防訓練などを引き続き行うと報告した。