海岸に漂着したペットボトルの回収に取り組んでいる下田市が、回収ペットボトルを素材にしたオリジナルの「アップサイクルエコバッグ」を製作した。大小2種類のサイズを用意し、19日から販売する。(下田支社 晴山文人)
下田ライフセービングクラブ、衣料品販売の「シップス」(東京)、繊維商社の「豊島」(名古屋)と協力して2022年夏から市内の海水浴場で行っている「海浜回収ペットボトル・アップサイクル・プロジェクト」の一環。回収ペットボトルを再資源化したポリエステルを素材に製作した成果品で、23年のポロシャツに続くアップサイクル製品第2弾となる。
昨夏回収した約5千本のペットボトルから作ったエコバッグは大容量タイプが縦横各40センチ、マチ幅20センチ、小タイプは縦横各25センチ、マチ幅20センチで、ともに手のひらサイズに折りたたむことができる。色は紺1色で、下田の頭文字「S」といかりを組み合わせた白抜きのロゴなどが入る。大小各500枚限定で、大が税込み1800円、小が同1300円。市役所河内庁舎、市清掃センターで販売する他、ふるさと納税の各サイトで返礼品として提供する。
市企画課の担当者は「3者の取り組みを通して海の環境保全意識を高め、エコな生活を実践してもらえるようにしたい」と話した。