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国内最大級599トン 遠洋カツオ船「第八永盛丸」完成―沼津市戸田

 沼津市戸田の永盛丸(荒川太一代表)が静岡市の造船所で建造した遠洋カツオ一本釣り漁船「第八永盛丸」(599トン、乗組員27人)が完成した。同社によると、伊豆で大型遠洋漁船が新造されるのは31年ぶり。戸田漁港で12日にお披露目し、造船関係者や漁協関係者、地域住民ら約300人が集まり、航海の安全と大漁を祈った。

 永盛丸は全長約68メートル、最大幅9・5メートルの鋼船で、国内最大級の遠洋カツオ一本釣り漁船。静岡市の常石三保造船で約23億円かけて建造された。
 船内には釣り上げた魚を急速冷凍して鮮度を保つ冷凍設備を備え、凍結能力は従来船の約40トンから約70トンに向上。餌のイワシを生きたまま保存する低温活餌艙(いきえそう)のほか、魚群探知機や衛星通信など最新航海機器を導入した。居住空間や機関室も拡張し、乗組員の労働環境改善や機関作業の自動化による負担軽減も図った。
 乗組員は日本人13人、キリバス人8人、インドネシア人6人。永盛丸は毎年5~8月にビンチョウマグロなどを漁獲し、9月以降はカツオ漁を展開する。年間約2500トンのカツオを漁獲し、拠点港の焼津港などに水揚げする。昨年は2709トンの漁獲量を上げ、全国の一本釣り漁船では過去2度、日本一となっている。
 この日は快晴の下、船体に色鮮やかな大漁旗を掲げ、戸田漁港に接岸。地域住民らが船内を見学したほか、餅投げも行われ、完成を祝った。松永聖矢船長(38)は「漁業は若い人にも魅力ある仕事。漁獲量日本一を目指し、船員一丸となって日本の漁業を引っ張っていきたい」と話した。
 永盛丸は同日、焼津港へ向けて出港。13日に同港で竣工(しゅんこう)式を行い、22日にミクロネシア近海で初漁に入る。

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