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尻相撲大会、97人熱戦 天下の奇祭「尻つみ祭り」盛況 伊東

 “天下の奇祭”として知られる「伊東温泉尻つみ祭り」(玖須美氏子総代会主催)が10日夜、伊東市音無町の音無神社で開かれた。式典や神事に続いて開催された呼び物の「第51回尻相撲大会」(市、伊東観光協会主催)には市民や観光客97人が出場し、境内を埋め尽くした観衆の声援を受けながら威勢良く尻をぶつけ合い盛り上がった。
 雨が降らず大会が境内で開かれるのは3年ぶりで、子ども、大人、4人一組の団体の部の3部門でトーナメント戦を繰り広げた。土俵に見立てたたらいの上に対戦相手と背中合わせで立った参加者は、おはやしに合わせて踊った後、「どどんがどん」の合図とともに尻を突き合わせた。接戦や一方が勢いよく転げ落ちる場面では会場から笑い声と拍手が湧き起こった。
 子どもの部で優勝した八月一日(ほづみ)翔太さん(南小6年)は「最高。来年も優勝する」と笑顔を見せ、勝利の秘訣(ひけつ)については「親が作ってくれたご飯をたくさん食べて体を大きくすること」と語った。
 同神社は豊玉姫命(とよたまひめのみこと)を祭神とし、毎年11月10日夜に例祭を執り行っている。祭儀は社殿の灯火を消して暗闇の中で厳かに進むため、参列者は隣の人の尻をつまんで合図し、神酒の杯を回す。神事は1640年ごろから続くとされる。
 同日は菓子の配布や濁り酒のサービスもあり人気を集めた。伊東囃子(ばやし)保存会は勇壮に太鼓演奏を奉納した。

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