• お知らせ
    来春採用・中途採用の社員を募集

大地震受け「ミャンマーの在りし日」展示へ 伊豆八木沢の写真家川口さん

 3月28日にミャンマー中部を震源とする大地震が発生し、第2の都市・マンダレーなどが壊滅的な被害に遭ったことを受け、伊豆市八木沢の写真家川口敏彦さん(61)は29日から「ミャンマーの在りし日の姿」を伝える展示会を八木沢の海岸沿いにあるギャラリーで開く。川口さんが2016、17年に現地で撮影したマンダレーを中心とした歴史的建造物や町並みを捉えた写真や動画を公開する。
 アジアを中心に世界中での撮影を続ける元全国紙カメラマンの川口さんは、2016年から約1年半、ミャンマーへ移住。オートバイに乗って国内全土を巡りながら、多くの風景や人を写真や動画に収めた。展示会では大地震で城壁が崩壊したマンダレーの旧王宮、倒壊したマンダレーと隣接の都市ザガインを結ぶ交通の要衝「インワ橋」といった歴史的建造物や、大きな被害を受けたかつての王都の町並みなど、健在だった頃と入手した地震後を比較した画像を中心に公開する。動画に関しては、膨大な画像データの中から厳選して編集。展示期間中、プロジェクターで映写する。
 今年2月、ミャンマー国軍のクーデターから4年になるのに合わせ、平和を訴えるためミャンマー展を同所で開いた川口さん。大地震でミャンマーへの関心が高まる中、発生から約1カ月たつこととや大型連休に合わせたミャンマー関連の継続的な展示を決めた。同国内事情に詳しい川口さんは「マンダレーは、日本で言えば京都のような場所。(歴史的建造物など)壊れた物は決して元通りにはならない」と悲惨な地震被害に肩を落とす。その上で「写真家としてできることを精いっぱいやりたい」と意欲的に準備を進める。
 大型連休中(29~5月6日)は毎日、以降は毎週金、土、日曜日に開催する。時間は午前10時~午後3時。終了日は未定。ギャラリーの住所は八木沢1370。

      教育・学校・文化

      最新記事

      伊豆新聞 デジタル お申込み
      ご購読申し込み月は無料

      ニュースカレンダー

      アクセスランキング

      お知らせ