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100年の歴史に思いはせる 起雲閣で100周年企画展示―JR熱海駅

 JR熱海駅が3月25日で開業100周年を迎えることを記念し、熱海市昭和町の観光文化施設・起雲閣で、「熱海駅開業100周年展」が開かれている。市立図書館や写真店などの協力で集めた貴重な写真を展示し、JR東日本熱海駅職員が参考文献を基に作成した年表や時代の紹介などを添えた。来館者は同駅開業と同じ大正時代に建てられた趣ある館内で、駅の歴史に思いをはせている。3月31日まで。入館料が必要。

 企画展示室前通路に展示した。熱海の鉄道史の始まりとなる豆相人車鉄道から現代までを、八つのストーリーに分けて展示している。日本を代表する観光地として繁栄した昭和30年代の紹介では、多くの旅行客でにぎわう駅の前で客を待つ旅館の案内人の写真を並べ、「鉄道の開通が熱海に劇的な変化をもたらした」と添えた。
 年表には熱海駅に関連する出来事と市内の出来事を並行して書き出し、様変わりしていく駅の背景を知ることができる。各年代の駅舎や、今はなき熱海駅デパート、伊東線開通時に存在した切り欠き形状のホーム、当時走った列車の写真などもある。
 展示に見入った女性は「100年ですごく便利な駅へと変化している。歴史の長さを感じた」と感想を話した。
 JR東日本熱海駅の荒屋祐佳利駅長は「過去を振り返るきっかけを作りたかった。鉄道の発展が熱海の発展につながっていることを知ってほしい」と力を込めた。

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