“熱海を怪獣の聖地に”を合い言葉にしたイベント「第7回熱海怪獣映画祭」(一般社団法人熱海怪獣映画祭主催)が10月26、27日に開かれる。和田浜南町の「ホテル・サンミ倶楽部」をメイン会場に映画上映や交流会、飲食イベントを繰り広げる。今年は世界的に注目された作品などが勢ぞろいし、特撮ファンの話題を集めている。
初日に上映する「ゴジラ―1・0(マイナスワン)」は今年、米アカデミー賞「視覚効果賞」に輝いた話題作。同作に出演した俳優谷口翔太さんや、ゴジラシリーズのプロデューサーを務めた富山省吾さんなどがゲストとして登壇する。怪獣ビール祭りでは怪獣映画の音楽コーラスや、仮装パレードなどを予定している。前売りチケットは9月25日午後8時から販売する。
同映画祭は怪獣・特撮映画の舞台となってきた熱海を「怪獣の聖地」としてPRし、町の活性化を図る。2018年から催していて、年々規模、知名度を拡大。市内の飲食店とコラボした食べ歩きグルメ企画を展開するなど、町ぐるみでイベントを盛り上げている。
水野希世代表は「今年、またさらに映画祭は一回り大きくなる。ドキドキ、わくわくするイベントにしたい」と意気込みを語った。
■「平成ゴジラ」俳優 小高恵美さん “絶対的ヒロイン”がPR
「第7回熱海怪獣映画祭」のイメージヒロインに俳優・小高恵美さん(52)が就任した。特撮怪獣映画・平成ゴジラVSシリーズに6作連続で出演した“絶対的ヒロイン”が、同映画祭に全面協力する。8日、動画共有サイトで発信するPR動画の撮影に挑んだ。
小高さんは平成ゴジラVSシリーズで超能力を持つ少女・三枝未希役を演じた。これまでに6作通じて同一の役を担ったのは小高さんのみで、特撮ファンから高い人気を集める。同映画祭には第5回からゲストなどとして登場していて縁があった。
PR動画は同映画祭のメイン会場となる和田浜南町の「ホテル・サンミ俱楽部」で撮影した。小高さんは熱海の海と市街地をバックに身ぶり手ぶりを交え、終始にこやかに話した。動画は9月中旬公開を目指し、編集を進めている。
小高さんは「特撮にゆかりある地として、この映画祭がずっと続くことを願い、協力していきたい」と力を込めた。