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韮山高が探究コース新設 県内初、普通科文系 伊豆半島で研修

 韮山高(桜井祥行校長)は本年度、普通科文系に「探究コース」を新設した。学校周辺の地域資源を利活用しながら、課題研究や伊豆半島研修、海外への修学旅行などを行い、あらゆる学力を伸ばすのが狙いで、県内の高校では初めて。伊豆半島研修が先ごろ行われ、生徒たちは地域資源への理解を深めた。
 普通科では2年次から文系、理系の選択が可能となることから、その文系の中の1クラスに同コースを設置した。研修は地域の問題を考え、提言できる力をつけることも目的。地域を知った上で、世界を知るシンガポールへの修学旅行につなげる狙いもあるという。
 生徒35人が、伊豆近代文学博物館(伊豆市)、河津桜観光交流館(河津町)、道の駅・花の三聖苑、旧依田邸(松崎町)などをバスで巡った。
 花の三聖苑、旧依田邸では、町が明治・大正期に製糸工業で栄えた理由や依田勉三による十勝平野開拓の状況を学んだ。桜井校長は実業家・政治家の依田佐二平(1846~1924年)が、産業で町を栄えさせ、教育にも力を入れたことなどを語り「こんな人になってもらいたい」などと呼び掛けた。
 伊豆近代文学博物館では、川端康成や井上靖をはじめ多くの文豪が伊豆に訪れた理由などを探った。河津桜観光交流館では、町職員らから河津桜によって100万人が同町を訪れるようになった過程を聞き、町おこしや地域活性化に何が必要かを考えた。
 移動中、担任の上杉剛嗣教諭が、川端康成の「伊豆の踊子」の一節を読み上げた。主人公が天城峠に向かい踊り子に出会うシーンなどを生徒たちは追体験した。コース内などに住む生徒たちが、自分の地域について紹介する場面もあった。
 生徒からは「広い視野を持つためにはまず自分の身の周りのことを知ることが非常に大切だと思った」「松崎は殖産興業で繁栄していたことを知り、伊豆にかつてのような活気がないことを残念と思う。この地の資源を大切にし、地域おこしをしていきたい」などの感想が聞かれた。

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