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函南・杉山光子さんペン画展 白黒描いた40年の集大成

 函南町在住の画家・杉山光子さん(84)が15日まで、自身の集大成となるペン画個展「白と黒の世界」を、三島市芝本町のさんしんギャラリー善で開いている。繊細な白黒のペン画を描き続けた40年間を振り返り、最新作や幅9メートルの大作を含む約100点を並べた。

 光子さんは函南生まれ。1965年に静岡市で開いた個展以来、長年にわたり画業に携わる。40年前にペン画を始め、製図用のペンで白黒の世界を表現してきた。昨年9月に亡くなった、造形家で静岡大名誉教授の明博さんの妻。
 今回は女性の顔をテーマとした作品群を主に出品した。特に明博さんを亡くした後に描いた9点は、生や悟りなどをタイトルにした作品が増えた。「苦しい時間を過ごすつらい中で描いた。眠れないので夜にペンを取っていた」と振り返る。
 最新作「迷いの世界」は、50以上の顔を組み合わせて4体の女性の姿を描き出した。三角や丸の柄をあしらった細密な衣装も目を引き、「すごく面白い。いろんな顔があって。顔をいくつも描くと物語ができる。顔は生きているもの」と自身の作品を語った。
 横幅9メートルの大作「人生曼荼羅(まんだら)」(2016年制作)や、ランプ型の作品、十二支や猫を描いた小品も多数展示した。
 佐野美術館が企画・運営する。午前11時~午後4時半、入館無料で木曜休館。場所は三島信用金庫本店4階で問い合わせは同ギャラリー〈電055(991)0034〉へ。

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