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華やかに湯汲み行列 伝統継承へSNS公募も―伊豆市・修善寺

 伊豆市の修善寺温泉で21日、「春のお弘法さん」と呼ばれ親しまれる「春季弘法忌・湯汲(く)み式」が古式ゆかしく行われた。華やかなピンク色の着物に身を包んだ湯汲み娘17人が僧侶や稚児らと共に温泉街をパレードし、沿道の観客を楽しませた。
 約200人の行列は午後1時半、修禅寺を出発し、温泉街へ繰り出した。着物にたすき掛けの娘たちは独鈷(とっこ)の湯に立ち寄り、僧侶から旅館の名前の入った手おけに湯を受け、行列に合流。竹林の小径(こみち)などを巡って修禅寺に戻り、本堂の弘法大師の霊前に献湯した。
 温泉街には多くの市民や観光客が繰り出し、華やかなパレードを見守った。門前には出店が並び、お祭りムードに包まれた。
 伝統行事の継承へ今年は初めて、湯汲み娘を交流サイト(SNS)でも募集し、県内外から4人の参加があった。会社員山田めぐみさん(37)=神奈川県茅ケ崎市=もその一人で、修善寺温泉に縁があり参加した。「大好きな着物を着て、思い出の場所で貴重な体験ができ感慨深い。来年は友人を誘って参加したい」と話した。
 修善寺温泉発祥の「独鈷の湯」を1200年前に発見したと伝えられる弘法大師と温泉への感謝祭。毎年21日に行い、同温泉の春の風物詩となっている。

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