開館50周年記念「重岡建治展」(伊豆新聞本社など後援)を開催している伊東市十足の池田20世紀美術館で15日、ギャラリートークが行われた。今年2月に88歳で亡くなった重岡さんとゆかりの深い人たちが、作品や人となりについて語った。
本紙に「60年来の友が撮った彫刻家 重岡建治」を連載している写真家武智幹夫さんが、作品の写真を見せながら解説した。アトリエでの制作風景やイタリア・ローマ留学時代の様子など、貴重な写真も紹介した。
長年にわたって作品設置に協力した石井石材の石井幸太郎さんは「職人を思いやってくれるので、仕事の苦労はほとんどなかった」とその人柄をしのんだ。「福島県飯舘村では『この作品が住民の心を成長させてくれるのではないか』と話していた。いつも10年、20年先を見ていたと思う」と振り返った。
会場には、木彫やブロンズなど彫刻53点とデッサンや原画スケッチ22点が展示されている。伊藤康伸館長は「地元の皆さんの強い要望を受け、数年前から準備した。生前、ぎりぎりまで制作に打ち込んだ作品も展示してある。人と人のつながりや絆を表現した作品を、じっくり鑑賞してほしい」と話した。会期は来年1月13日まで。
