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甘夏こんにゃくゼリーでハイボール 白浜中央海水浴場売店で提供―下田

 下田市内で地場野菜と加工品販売の「えきちかマルシェ」を運営する「伊豆素財活要工房」(橋本智洋社長)がこのほど、地場産の甘夏から作ったこんにゃくゼリーを新開発した。甘夏の風味とプルンプルンの食感、インスタ映えする色味と形が新鮮。白浜中央海水浴場の売店では、そのゼリーを使った「伊豆の太陽ハイボール」の提供を始め、新たな「下田グルメ」として売り込んでいる。
 
 えきちかマルシェと、同市の姉妹都市でコンニャクイモの産地である群馬県沼田市で地場産品の販売会を開催している橋本社長が、特産のコラボ商品として企画。コーヒーのこんにゃくゼリーなどを手がける同市のこんにゃく製造・販売会社「こんにゃく工房迦しょう」に持ちかけ、新開発した。
 完成したこんにゃくゼリーは、甘夏の生果汁をたっぷり使い、甘夏の甘酸っぱさとほのかな苦味、口の中で溶けそうなほどの柔らかな食感が売り。球状のゴムの袋に入れて出荷し、飲食店などにデザートや飲料の食材として販売する計画という。
 運営に橋本社長も協力している白浜中央海水浴場の長田区営の売店では、商品の第1弾として、同ゼリーを浮かべたハイボールを800円(税込み)で販売開始。このほか、市内の複数の飲食店も関心を示し、デザートや飲料の食材として活用を検討、準備中という。
 橋本社長は「ゼリーの活用法を各店にお任せしているが、下田の新たな特産品として売り込んでいく」と意気込む。区営売店で伊豆の太陽ハイボールを売り出した長田区の正田成彦区長は「何年かぶりに営業を再開した売店の看板商品の一つになればうれしい」と話した。

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