西伊豆、松崎、南伊豆の3町の町、観光協会で構成する「伊豆西南海岸観光誘客推進協議会」は5日、松崎町の環境改善センターで合同グルメプロジェクト(PJ)「伊豆の極(ごく)めし」の発表会を開いた。3町の名産品を生かして開発した2商品を12日正午からクラウドファンディング(CF)のサイトで販売し、伊豆西南海岸エリアの魅力を発信する。
同協議会は2014年に発足し、合同誘客キャンペーンなどに取り組んできた。今回は食べられるパンフレットを目指し、「食とアウトドア」を通じた事業に取り組む「ソトレシピ」と共同でレトルトフードを開発した。
商品は西伊豆町の伝統食・潮かつおと南伊豆町の豊かな自然環境で育ったアワビを使った「潮かつおと鮑(あわび)の極だしカレー」と、松崎町で「ズガニ」と親しまれるモクズガニを使った「松崎ズガニの極うま粥(かゆ)」の二つ。
発表会では星野浄晋西伊豆町長、深沢準弥松崎町長、岡部克仁南伊豆町長が試食した。3町長は「アワビがごろっと入っていて高級感がある」「カニのみそや身から出るだしで濃い味になっている」「潮かつおの塩味があり、おいしい」と感想を述べ、「たくさんの人に食べてもらいたい」と呼びかけた。
1食ずつのセットなど税込み4700円から取り扱う。受け付けは8月30日までで、10月末までに発送予定。