来たる「昭和100年」に向け、熱海市のホテルニューアカオは1日から、カウントダウンイベントを始動する。来年の2025年を昭和に換算した周年で、「昭和を象徴するホテル」として1年かけて多彩な企画を実施する。第1弾は旧ホテルニューアカオ館を中心に人気イベントの復活や、ビンゴ大会、写真展などを繰り広げる。
第1弾の一つ「思い出のニューアカオを、今」は、復活を望む声が上がった「ナイトバスツアー」と「餅つき大会」を19~21日限定で復刻する。かつて人気を博した「バラの露天風呂」も日にち限定で大浴場に再登場し、ホテルの歴史を問題にした「ホテルニューアカオ検定」もある。
同ホテルは1973年に開業し、昭和を象徴するホテルとして幅広い世代に愛されている。館内は創業当時と変わらない豪華絢爛(けんらん)なつくりがそのまま残っている。一時、宿泊営業終了となったが、昨夏から再開した。
広報マネジャーの杉山聖也さんは「昭和の文化を大切にするホテルとして、記念すべき昭和100年を祝いたかった」と話す。
第1弾のテーマ「懐かしく、新しい」に合わせ、企画は当時を振り返る内容にし、参加方法はSNSやQRコードなど現代のデジタルツール活用にこだわった。イベントを知った人からは「昭和100年と聞くだけですごく楽しみ」と期待する声が上がっている。
杉山さんは「記憶に残るようなプロモーションをしていきたい」と話す。
イベントの詳細は同ホテル公式サイトの特設ページへ。