初島の唯一の土産物店が改装 リゾート風店内でカフェ、物販―熱海

 熱海市初島唯一の土産物店「初島 やまさ」は5月初旬、土産物店としての営業を終了した。食堂街入り口の土産物店として愛され続けた17年の歴史に一度幕を下ろし、7月からカフェと土産物販売を併設した店に生まれ変わる。改装したリゾート風の店内で自家製品などを販売しながら、島名物「ところてん」を使ったスイーツや南国感のあるドリンクを提供する。
 
 同店は「食堂やまさ」として1971年に現在地より山側に開業し、96年、食堂街に並んだ。田中勉さん(66)が店を受け継ぎ、2005年に土産物店へ業態を変え、これまで多くの来島客を出迎えてきた。雑貨や乾物などの土産物を販売し、中でも自家製の塩辛や干物などが人気を集めた。
 田中さんの長男で同店の企画・広報を務める福将(ふくまさ)さん(22)は若者の来島が増えているのに対し、若年層が楽しめるスポットが足りないと感じていたという。コロナ禍で客足が鈍る中、初島で面白いことに挑戦したい―という思いも強くなり、21年3月ごろ改装計画を立ち上げ、進めて来た。福将さんは「観光地として時代に合わせ、変化が必要だと思った。“新しい風”を吹かせたい」と意気込む。
 4月末に同店の公式SNS(会員制交流サイト)で一時閉店を発表し、8日の営業を最後に改装を始めた。新店名は「HATSUSHIMA STORE&CAFE」で、店舗はかわいらしいリゾート感あふれる雰囲気に一新する。店内から外へと続くウッドデッキを敷き、開放的なイートインスペースを設置する。トロピカルなドリンクやパフェといったメニューを並べ、自家製商品や雑貨も並行して販売予定だ。
 福将さんは「港から近いため、来島して最初に見て最後も立ち寄る店。新しい客層を取り込み、初島のアイコン(象徴的なもの)のような存在になりたい」と力を込める。
 改装は6月中の完成を目指して進められ、休業中もオンラインショップは営業する。

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