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仏大使館総料理長が新店 下田にほれ込み二拠点生活

 下田市三丁目に16日、カジュアル・フレンチレストラン「LE PETIT PHARE(ル・プチ・ファール)」がオープンする。オーナーシェフを務めるのは、在日フランス大使館の公邸総料理長セバスチャン・マルタンさん(49)。本格的な開店を前に11日夜、同店でプレオープン・レセプションが開かれた。地元の経済や観光、企業関係者らが多数招かれ、料理に舌鼓を打ちながら、下田に誕生する新たなフランス料理店の門出を祝った。
 
 フランス北西部にあるブルターニュ地方の港町出身のマルタンさんは、10年前に家族旅行で訪れた下田の海や働く漁師の姿に故郷を重ね、一瞬でほれ込んだという。その後、柿崎に別荘を購入。平日は東京で腕を振るい、週末は下田で過ごす二拠点生活を送りながら「大好きな下田に店を開きたい」という夢を膨らませていった。およそ4年前から調度品を集めるなど準備を進め、2年ほど前に巡り合った海沿いの元飲食店の物件を丁寧に改修してきた。
 「小さなオープニングパーティー」と銘打ったレセプションでは、下田名物のキンメダイを使った料理や、シェフの故郷ブルターニュの郷土料理であるガレット(そば粉のクレープ)ロールなどが振る舞われ、出席者の舌をうならせた。店名はフランス語で「小さな灯台」を意味する。マルタンさんは「魚介類など下田ならではの素晴らしい素材を生かし、自分のスペシャリティ(看板料理)として温かみのあるフランスの田舎料理を届けたい。誰もが気軽に立ち寄れて、下田の町を優しく、明るく照らす温かな場所にしたい」と目を輝かせた。
 気軽に利用できる店を目指し、コース料理は設けずアラカルト(単品注文)のみで提供。予算は飲み物代を除き3千円程度から。営業時間は正午からで、終了時間と定休日は未定。平日は店舗スタッフ、週末は主にマルタンさんが調理を担当する予定。場所は共同浴場「昭和湯」向かい。店舗の詳細は同店のインスタグラムページへ。

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