函南町の国際文化交友会・月光天文台(永石安明代表理事)がプラネタリウム投影機器を更新し、1日から一般公開を始めた。1975年の現在地移転から50周年の節目での刷新。同日は記念式典を開き、新設備による門出を祝った。
旧投影機は老朽化が進み、映像や音響の質の低下など不具合が増加。部品調達も困難な状況が続いていた。更新費の半額に当たる1千万円を目標に昨年実施したクラウドファンディング(CF)を含め、約400人から1千万円を超える寄付が寄せられ、導入にこぎつけた。
新たに導入したのはデジタル式投影システム。コンピューター制御で過去・現在・未来の星空を高精細に再現できるほか、日食や月食、彗星(すいせい)の出現など多彩な天文現象も演出可能。教育現場の要望に応じ、その日の星空を柔軟に投影できる。投影装置の更新は今回で4台目となる。
式典には天文台の永石代表や仁科喜世志町長ら約30人が出席。ファーストライト点灯では、地元桑村小4~6年生4人が、直径50センチ反射望遠鏡から集めた光「星火」をリレー形式でつなぎ、ドームいっぱいに満天の星を映し出した。新投影機によるプラネタリウム「3月の星空案内」や、これまでの歩みを振り返るスライドショーも上映した。
永石代表は「多くの方の支援のおかげで新しい一歩を踏み出せた。子どもたちに空を見上げ、宇宙に夢を抱いてほしい」と話した。
開館時間は午前9時半~午後5時。毎週月曜日と第4火曜日休館。入館料は高校生以上1200円、中学生以下600円、4歳未満無料。問い合わせは天文台〈電055(979)1428〉へ。
