2025年を昭和に換算した周年「昭和100年」を記念した企画に取り組む熱海市の老舗「ホテルニューアカオ」は4日、昔懐かしい食事が楽しめる「昭和レトログルメフェア」をスタートした。同企画で初めて「食」にスポットを当てたイベントで、宿泊者以外も利用できる。昭和の香りが残る館内で味わえるレトロな食事が「昭和100年」の世界観を伝えている。(熱海新聞 土屋七海)
昭和の洋食文化を象徴するナポリタンと、オムライスビーフシチューソースを盛り合わせたプレートと、豚のしょうが焼きやエビフライなど昭和の食卓を彩ったラインアップを盛り込んだプレートの2種類をメインに用意した。注文した人にはクリームソーダが付き、自分で作るプリンアラモードも楽しめる。食事はハーフビュッフェ形式になっていて、ランチタイム限定で価格は2970円(税込み)。
同ホテルは昭和の熱海を象徴するホテルとして昨秋から、「昭和100年」を祝うイベントを繰り広げている。宿泊者以外にも昭和期の雰囲気漂う豪華絢爛(けんらん)なシアターレストランで食事を楽しんでもらうことで、節目を多くの人にPRすることを狙った。市内でも話題となっているレトログルメに着目し、スタッフがメニューを考案した。
担当者は「昭和を大切にするホテルの思いを感じ、楽しんでもらいたい」とアピールする。
