• お知らせ
    来春採用・中途採用の社員を募集

移住者の菊地さん パン職人の技術を生かし焼き菓子店をオープン 伊豆の国市田京

 伊豆の国市の伊豆箱根鉄道駿豆線「田京駅」のそば、田京踏切の三差路沿いに焼き菓子店「Miss Baker(ミス・ベイカー)」がオープンした。1年ほど前に富士市から移住した菊地美里さん(43)=同市田京=が、パン職人歴20年以上の技術を生かして製造した商品を販売する。念願の〝一国一城の主〟の夢をかなえた菊地さんは「新たに商売による『近所づきあい』が始まった。今後の出会いが楽しみ」と胸を膨らませる。
 菊地さんは専門学校卒業後、首都圏のパン店で腕を磨き、技術向上のために2度フランスに渡り、計2年ほど勤務。オーストラリアでも4年間、パン職人の責任者も務めた。
 コロナ禍で帰国を余儀なくされ、沼津市のパン店に約4年勤めたが、年齢的に体が動くうちに開業したい―と退職。パートナーとの同居を機に移住した伊豆の国市内での開店を目指し、昨年12月から準備を進めてきた。
 海外のパン店は菓子店も併設していて、ずっと菓子に興味があったという。サブレーやフロランタン、焼きたてのカヌレ、マドレーヌ、マフィンなど約15種類を税込み250~350円の手に取りやすい価格で提供する。
 「静岡が好き」と、レモンなど県産の食材を積極的に活用したい考え。5日の初開店は「行列もできた」と喜び、「今後は町の活性化にもつながればうれしい」と願う。
 5月は10日、以降は土、日曜日に営業する。時間は午前10時~午後4時(売り切れ次第終了)。今後はイベントへの出店、オンライン販売も見据える。

      5月10日の記事

      最新記事

      伊豆新聞 デジタル お申込み
      ご購読申し込み月は無料

      ニュースカレンダー

      アクセスランキング

      お知らせ