熱海市の長浜海浜公園で29日に始まった「ながはま特設市」で、多賀湾早春の海産物、生ワカメの詰め放題が7年ぶりに復活した。あいにくの雨にもかかわらず、午前中から多くの市民や観光客が詰めかけ、とれたての生ワカメをバケツいっぱいに盛った。30日、4月5、6日の特設市でも実施する。
今年は同市の小山地区で例年並みのトン単位の収穫が期待でき、それを販売してほしいと多賀観光協会に要望があったことから実現した。「袋」ではなく、「内径17・5センチのバケツ」に“盛り放題”にし、持ち上げて5秒ほどして落ちなければOKとした。子どもからお年寄りまで多くの人が挑戦し、笑顔で山盛りに詰め込んだ生ワカメを袋に移して持ち帰った。
1日約100キロを用意する。料金は1回1500円。各日午前10時からで、なくなり次第終了する。同協会の谷口仁志事務局長は「五感を使って春を感じてほしい」と来場を呼びかけている。生ワカメなので保冷袋や箱などを用意することを勧めている。直売所では袋入りの生ワカメやメカブを販売している。
生ワカメの詰め放題は「わかめまつり」の人気の催しの一つだった。温暖化による海水温の上昇伴う不漁や価格の高騰で、一過性のイベントとしての同まつりは2018(平成30)年を最後に、直売所でのワカメ販売に変更になった。
