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ドローンで海水浴場安全監視 県内初、今夏白浜大浜で運用―下田市

 下田市は今夏から、海水浴場の安全監視業務にドローンを投入する。2カ年にわたる実証実験で有効性を確認した取り組みで、今シーズンは市内最大規模を誇り、遊泳客の多い白浜大浜海水浴場で運用する。ドローンによる海水浴場の監視業務は県内で初めて。
 
 市と県は2022年度から白浜大浜でドローンを活用した安全監視と要救助者の救助支援の実証実験を実施。有効性や課題を調べ、本格運用の準備を進めてきた。
 運用は監視業務に当たる下田ライフセービングクラブに委託。県と市内の海洋調査会社「ウインディーネットワーク」の協力を得てライフセーバーがドローンの操縦資格を取得して実施する。運用期間は今夏の海水浴場開設期間中(7月13日~8月31日)の土・日曜日と祝日、お盆などの繁忙期。上空のドローンから送信される映像を通して安全を見守り、危険を察知した場合はドローンに搭載のスピーカーと陸上から注意や指示を発し、ライフセーバーが救助に向かう。
 市内ではここ数年、海水浴場での水難死亡事故が発生していない。市観光交流課の担当者は「空からの視点が加わることで、さらなる安心・安全につながるものと期待している」と話した。今夏の運用状況を見て、将来的には市内の他の海水浴場への投入も検討するとしている。
 県外では神奈川県鎌倉市が22年度から、ドローンを活用した海水浴場の安全監視に取り組んでいる。
 
 ■市内10海水浴場 13日から開設
 
 下田市は1日までに、市内10海水浴場の今夏の開設計画を発表した。
 期間は白浜中央、九十浜、鍋田浜、多々戸浜、入田浜、吉佐美大浜、田牛が7月13日~8月25日、白浜大浜が7月13日~8月31日、外浦が7月20日~8月25日、柿崎が8月1~15日。朝の始まりは鍋田浜と柿崎が午前9時、田牛が同8時半、その他は同8時で、終了は全て午後4時となる。

      7月 2日の記事

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