お中元ギフトで伊豆の国市の魅力を発信しようと、同市商工会女性部が地元ブランドを厳選した「詰め合わせBOX」2種を用意した。浮橋産小麦100%のそうめんなどが入った「バラエティー」と「プレミアム(冷蔵)」で、歴史名所などを掲載したガイドブックもセットにする。交流サイト(SNS)や公式ホームページなどを積極活用し、市内外に広くPRしている。
地元に詳しい女性部員ならではの目利きで、バラエティーギフト(税込み3千円)は「里山浮橋そうめん」の他、地元を流れる川にちなんだ和洋折衷菓子「こぶな釣りし狩野川」や「坦庵どら焼」、パッケージに北条政子の絵をあしらった水出しティーバッグなど8点を盛り込む。能登半島地震を受け7年間保存できる非常食(スティックパン)1袋も入る。
プレミアム(同5千円)は「わさびウインナー」や「あしたか牛焼売」、「コーボンみそ」、アユの甘露煮、ミルクキャラメルなど7点をセットにした。
古里の誘客宣伝に役立つなら―と、通常より安価で納品協力する事業所も多く、価格に反映できたという。外箱のイラストにもこだわり、商工会キャラクター・ぬえ左衛門が特産のイチゴや富士山、温泉、ゴルフ場などを四季ごとに紹介する。
各50セット限定。遠く北海道などから引き合いもあるといい、土屋祐子部長は「全国に地元の魅力が広まるきっかけになれば。お世話になった人、大切な人にありがとうの気持ちを添えて、活用してほしい」と話す。