大型連休の後半がスタートした3日、熱海市渚町の渚親水公園レインボーデッキで「第11回あたみ春のビール祭り」(熱海市観光協会主催)が開幕した。晴天に恵まれた会場には多くの観光客や市民らが訪れ、海の幸やおつまみに舌鼓を打ちながら、冷えたビールをグイッと飲み干した。5日まで。
午前10時の開始とともに席が埋まりだし、約1時間後からは七輪が付いた浜焼き用のテーブル席40台をはじめ、用意した計700席が常に満席となった。
浜焼きコーナーでは来場者が好みの焼き加減でサバのみりん干しやイカ、伊勢エビなどを頰張った。飲食スペースでは地元飲食店が販売する特産のダイダイを使った「あたみだいだいサワー」や唐揚げ、焼き鳥、焼きそばが人気を集めた。
埼玉県川口市から来た金子明日真さん(23)は「だいだいサワーが爽やかで飲みやすい。おいしい海鮮も味わえ、楽しい一日になりそう」と笑みを浮かべた。同協会職員は「いい天気が続くので、多くの人出が期待できそうだ」とうれしそうに話した。
会場中央のステージでは、地元のバンドやダンスチームがパフォーマンスを繰り広げる。時間は午前10時~午後4時(最終日は3時まで)。