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ソラスの丘にキャンプ場 SDGs考える場所に 熱海・さんふらわー

 熱海市下多賀の電気工事、太陽光発電システムの販売施工を手がける「さんふらわー」(荒川真紀社長)は11日、無人営業のワーケション・アウトドア施設「SOLACE(ソラス)の丘」に、キャンプ場をプレオープンした。太陽光発電など同社の自給自足に向けた事業を通して、エネルギーや地球の循環、持続可能な開発目標(SDGs)を考えるきっかけとなる場所を目指す。
 発電量330キロワットの太陽光パネルが設置されている山の斜面を切り開いた。テントサイトをはじめ、調理器具、食器、家電製品を完備した炊事場や休憩室、シャワー室、ピザ釜などを備える。電力は全て太陽光発電でまかなう。
 テントサイトはテント設置済みが1区画、持ち込みが2区画あり、各1~4人が利用できる。うち2区画はペット同伴も可。ワイファイや電源コンセントもあり、ワーケーション利用もできる。果物の木などを植え、収穫体験も計画している。
 利用料金はプレオープン価格で、1区画(1~2人利用時)5千円(税込み)から。9月のグランドオープン時には、タル型の「バレルサウナ」が登場する。同社の望月鈴夏さんは「無人化によって、ちょっと感じる不便さを楽しんでもらいたい」と話す。
 ソラスの丘はコワーキングスペース(共有で仕事をする場)&カフェ、キャンプ場、ドッグラン、太陽光パネル設置場所などから成る。同社の遊休地と既存施設を活用。SDGsを広め、地域活性化と未来創造への貢献を目的に計画された。
 詳細はソラスの丘公式ホームページへ。

      4月12日の記事

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