伊豆市にある金のテーマパーク「土肥金山」に展示されている重量250キロ、世界一の金塊が6日までに時価30億円を超えた。金相場の価格高騰が続き、過去最高値を更新した。上昇が止まらない金価格への注目度が高まっている。
金相場は5日時点で1グラム1万2278円、金塊の価格は30億6900万円となった。3月末に30億円を突破して以降、高値を推移し続けている。
金相場は昨年8月下旬、初めて1グラム当たり1万円を超え、金塊は25億円を超えた。その後、金相場は毎日上下しながらも、およそ7カ月で金塊の価格は30億円の大台に到達した。2005年に金塊が作られた当時の時価は約4億円。価格は19年間で7倍以上になった。
勝呂淳課長代理は「注目が集まるのはとてもありがたいが、金価格の上昇スピードが速すぎて、イベントを企画している余裕がない」とうれしい悲鳴を上げる。
神奈川県伊勢原市から友人親子と来場し、金塊に触れた50代の女性は「とてもなめらかな感触。金運が上がればうれしい」と喜んでいた。