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「伊豆山組曲」来月リリース 盲目のピアニスト志岐さん 地元施設が新レーベル―熱海

 熱海市伊豆山の盲目のピアニスト志岐竜哉さん(25)が作曲したピアノ組曲「伊豆山組曲」が12月3日、リリースされる。伊豆山のカフェバー付き宿泊施設「123MUSIC」が立ち上げた新レーベルからNFTとサブスクリプション(定額利用)で発売される。NFTは偽造できない鑑定書や証明書がついたデジタルデータ。現実の絵画などと同様の資産価値を持たせることが可能となる。東京都内のスタジオサウンド・ダリで収録を終えた志岐さんは「ヤマハの古いCFというモデル(のピアノ)で演奏した。深みや温かさ、しなやかさ、ハーモニーの美しさは別格だった。ぜひ聴いてもらいたい」と話した。
 
 伊豆山組曲は土石流災害を受け、昨年6月ごろに作り上げた。9分ほどの清らかな曲で「祈(いのり)」「雨」「海」の3曲で構成する。志岐さんは音楽家として生きていきたいという目標を掲げる。それを知った同施設代表でボイストレーナーの田中直人さんが協力し、リリースが実現した。田中さんによると、NFTはサブスクと比べてアーティスト側に多くの収益が入り、転売時にも報酬が支払われるという。いつ、誰が購入したのかも分かり“応援”にもつながる。一方でサブスクはたくさんの人に聴いてもらえるという利点がある。
 ジャケットのイラストは田中さんお気に入りのイラストレーターの糸川円さんが手がけた。NFTはレコード盤のようなカードにして、3千円で販売する。同施設で購入できる。記載されたQRコードを読み取ることにより、聴くことができるという。田中さんは「この施設をいろいろな人が夢をかなえる場所にしたい」と思いを語った。詳細はホームページ〈https://ryoyashiki.com〉。

      11月17日の記事

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